【獣医師監修】ペット同伴のお出かけで気を付けたいこと!

2021.04.12

  • おでかけ

【獣医師監修】ペット同伴のお出かけで気を付けたいこと!

だんだんとお日様が心地よくなってきましたね。
少し長めの散歩も兼ねて、ペットと遠くまでお出かけしたくなるようなそんな日和。
飼い主さんとペット達が楽しくお出かけするために必要なこととはなんでしょうか?
わんちゃんとねこちゃん別に見ていきましょう。

わんちゃんはトレーニングでストレスゼロ

基本的なトレーニングを覚えさせることは飼い主さんにもわんちゃんにとってもストレスを軽減させる効果があります。
吠えてしまったり、周りが気になって落ち着かないといった場合、トラブルの原因にもなります。基本的なトレーニングとして「スワレ、フセ、マテ、オイデ」を覚えさせておくと良いでしょう。

猫とお出かけ

ねこちゃんの場合はお外に出ることがストレスになる可能性があります。そのため、何度か短い距離でお出かけの練習をするところから開始し、ねこちゃんの体調を見つつ遠くまでお出かけ出来るかどうか見極めましょう。
基本的には家に住む動物と言われているねこちゃん。お留守番よりもお出かけの方がストレスを感じることもあります。まずはおうちのねこちゃんが外に出る事にストレスを感じていないか確かめてお出かけしましょう。外に出ることがストレスになったり移動を怖がるようであれば、無理に連れて行かずペットシッターなどに依頼してお留守番をしてもらう方が良い場合も多いです。

緊急時のための迷子札

知らない環境に対してペット達は思った以上に興奮している可能性があります。
近所のカフェでも楽しく遊べるドッグラン、旅先でも、いつ・どこでペットとはぐれてしまうか分かりません。
携帯電話などの緊急連絡先やペットの名前の書かれた迷子札を着けておきましょう。首輪自体に書いたり、キーホルダーとして首輪に着けたり方法は様々です。ペットが気にならないことも考慮して装着しましょう。

移動手段はどうするの?

電車やバスなどの公共交通機関。自家用車。移動手段は色々あります。
何かの際にすぐ対応が出来るように、首輪やハーネスを事前に装着しておく、ねこちゃんの場合は洗濯ネットに入れてからキャリーに入れるなどの対策をしておくと脱走防止にもなりオススメです。

車移動の場合

後部座席かラゲッジルームに乗せましょう。シートベルトを装着して座らせるかクレートやキャリーに入れることを基本とし運転の妨げにならないようにするのが重要です。
また、ペットもヒトと同じように車酔いをすることがあります。お出かけ前の2~3時間前にご飯を済ませる、こまめな休憩をとる、適切に温度調節をすることなどを心がけましょう。

公共交通機関

基本的にペット同伴がOKとなっています。しかし、ケージの大きさや手回り品料金の有無など各会社によって様々です。お出かけ前に条件の確認をしておきましょう。また、公共交通機関のため、動物が苦手な人・アレルギーの人などがいることもしっかりと頭に置いて、ルールを守って行動することが大切です。

持っていると便利な物

お水やトイレ袋など普段のお散歩グッズはもちろんですが、そこにプラスαでもっておくと便利な物もたくさんあります。特にワクチン証明書はドッグラン使用時に提示義務の場所もあるので持っておくと役に立ちます。

・バスタオル
・マナーベルトやおむつ
・携帯用水トレー
・トイレシーツ
・おやつ
・ワクチン証明書(狂犬病・混合ワクチン)

まとめ

大切な家族の一員だからこそ、一緒にお出かけして色々な思い出を作りたいですね。少しの準備でトラブルや事故を未然に防ぐことが出来ると思います。飼い主さんもペットも楽しく過ごせるようにどうぞ参考にしてみて下さい。
皆さんにたくさんの素敵な思い出が出来ますように!

記事制作・監修 獣医師 天野謙一郎

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